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セルロイドの英雄

2010.02.27 Saturday 16:00

ハリウッドの伝説の女優さん “グレタ・ガルボ”
生涯独身でマスコミ嫌いの変わり者、笑わない女優とも言われていました。
実際、変わり者だったのか?なんて私には分りませんが、スターに虚像は付きもの。
わりと若い時期(40代から)人前にほとんど出なくなっていったとすれば、虚像の上にまた虚像が重ねられていった部分があるのかもしれません。
美女で個性的な女優さんだったのでファンという人も多いですよね。
余談ですが、ユーミンのペンネームが “呉田軽穂” なのは皆さんよくご存じでしょうね。


キンクス・ファンが “グレタ・ガルボ” と聞けば、キンクスの不朽の名曲 「セルロイドの英雄」 の歌詞に登場する人物の一人、と思い浮ぶんじゃないしょうか?
「セルロイドの英雄」 という曲はキンクスにとっても、キンクス・ファンにとっても特別な曲。
キンクスの代表曲の中の代表曲と言ってもいいそんなナンバーです。


音楽家になっていなかったら、きっと映画人になっていたと思われるアート・スクール出身のレイ・デイヴィス先生。
レイがハリウッドに強い憧れを持っていたことは有名な話です。
「セルロイドの英雄」 はキンクス中期の作品('72)ですが、この曲を歌いたいと思った時、彼女 “ガルボ” の名前が出てくる。そんなレイの心情に興味が湧いたことがありました。


レイ&デイヴ兄弟は賑やかな家庭に生まれ育っていて(お姉さん6人)毎日の生活の中で寂しい思いはしていないはず。
しかし、音楽の世界に入りデビューしてから体験していった孤独さ。これはかなり大きな物だったと思います。
自分たちの音楽をやりつづけていくほど増してゆく周りへの不信感、絶望感。 “上手いこと適当” に出来ない人たちは、やはり孤独に向かっていってしまうのかもしれません。
キンクス(レイ)は賑やかな場所にはあまり出てこないし、他の音楽仲間との交流もほとんどゼロ。
やはり二人似ているところがあるよなぁ・・と思ってしまいます。


ただ、ここで言う孤独さは、仲間はずれにされてるような、ひとりでポツン・・というような “Loneliness” ではなく、自分で孤独を好んでいる “solitude” の方です。どちらも独りに変わりありませんが、そこに強いものを感じますよね。


孤独を本当に理解できる人と言うのは、孤独を経験したことがある人。
私もかなり独りでいるのが好きなので分ったような感じで書いていますが(苦笑)自分と同じ匂いのする人間で彼女への理解が容易だったんじゃないかな。
ただ単に惹かれるタイプの女性だったかもしれませんし、歌の題材に適した人物と思ったかもしれないけれど、“グレタ・ガルボ” が 「セルロイドの英雄」 の歌の中に存在している意味は深いんじゃないかなといつも思っています。



長〜い歌なのですが、少しだけ歌詞を。



誰もが夢見てる、誰もがスター
そして誰もが映画スター
それが誰でもかまわない
どこの街にもスターがいる
どこの家にも、そしてどこの通りにも・・・


ハリウッド・ブールヴァードを歩けば
全てのスターに会うことができる
見覚えのあるスターもいれば
聞いたことがないスターまで
みんな名声を求めて
悩み苦闘しながら生きている人ばかり
成功した人もいれば
その努力が無駄に終った人たちもいる



レイ・デイヴィスの “ハリウッド” への想いが詰まっている曲ですが、当然レイ個人の想いだけで作り上げられた曲ではありません。聴く人皆の心に響く歌です。
歌の解釈は人それぞれですが、私はいつもこう思います。



花も咲いてない、緑も何もない枯れた道をとぼとぼ歩いているような気がすることも時にあります。
そんなふと立ち止まった時に、これも映画のワンシーンであって、ひょっとしたらステキな結末に続いているのかもしれない。
たった今も映画の(人生の)ワン・シーンを演じているなんてなかなかイケてるなと(笑)
そんな夢を見られるのは素晴らしい事。


近所のおじいちゃんおばあちゃんも、生れたばかりの赤ちゃんもスター。
そして私も、そこそこスター(笑)
それを優しさいっぱいで教えてくれたこの曲に、キンクスに感謝しています。







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2010.11.09 Tuesday 16:00
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コメント

お久しぶりです。

グレタ・ガルボが『Celluloid Heroes』に登場する意味。
なるほど!すばらしい考察ですね。

改めてグレタ・ガルボのくだりの歌詞を見ると
「みんなは彼女をプリンセスに仕立て上げようとしたけど、彼女は一人になりたかったから、スターダムに背を向けたのさ」
とありますが、これはまさしくレイ・デイヴィスの生き様そのもののように思えます。

僕なんかがキンクスを聴いていて一番悔やまれるのは、歌詞の深さにこちらの英語力が付いて行けないところなんですけど、逆にその中に隠された意味にあれこれ思いを巡らせる楽しみもあります。

そうした意味で、今回のグレタ・ガルボは目から鱗が落ちた気分です。
| Pandaboy | 2010/02/28 10:06 AM |
Pandaboyさん こんばんは♪

楽曲を深く掘り下げてゆくのは、心底惚れ込んでいるアーティストでなければ出来ませんね。
ここ数年はなるべくじっくり一曲一曲聴くようにしています。
そして、毎日自分の英語力にガッカリするんですけれどね(苦笑)
でも日本人ならではの英国ロックへの理解も出来ますよね。そこは日本人で良かったなと思います。

キンクスの曲については、昔から聴いているのに今さら気付いた・・ということがたくさんあります。
でもそれがやみつきになっているかもしれませんね^^
| Lavinia | 2010/02/28 10:33 PM |

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